運動と栄養について
健康を維持または向上するために適度な運動は欠かすことができません。しかし、いくら効果的な運動を継続しても、食事のバランスが崩れていればせっかくの運動の効果が半減してしまいます。栄養のバランスを整えることで、効率良くエネルギーを消費したり、また筋肉量を増やしていくこともできるのです。
―体脂肪について―
人間の体は体脂肪、筋肉、骨また内臓などで構成されています。体脂肪を除いた部分は総合して除脂肪とよばれ、「減量する」というのはこの体脂肪を減らすことをいいます。一般に外見的に太っているから肥満、という概念がありますが、筋肉量が多く除脂肪が少ない場合、外見的に太っているようでも、必ずしも肥満とは言えないのです。逆に外見的に痩せて見える人でも、筋肉量が少ないために体脂肪がある程度ついていても肥満にはみえない場合もあります。
ダイエットをしようと決めて食事制限をする、というのはよく耳にします。しかし、食事制限だけに頼った減量方法では体脂肪はもちろん落ちますが、同時に筋肉や骨などの体の重要な組織も減少します。これではせっかく体重が減っても体脂肪率(体重に対する体脂肪の比率)は変わらないか、もしくは増えてしまうこともあるかもしれません。さらには食事制限を止めてしまった時にダイエット開始前の状態にリバウンドしてしまう、という事態が待っています。この場合、体脂肪は簡単にダイエット開始前、またはそれ以上に増えてしまうのですが、筋肉や骨などの組織は元には戻りません。このように食事の量を闇雲に減らすダイエットは不健康でしかないのです。では、食事制限に運動を加えてみるとどうでしょう?運動をすることで筋肉の減少を防ぎ、代謝も良くなるため、健康的に体重また体脂肪率を減らしていくことができます。
―有酸素運動と筋肉トレーニングについて―
有酸素運動とは、長距離のジョギングや水泳、エアロビクスダンスなどのある一定の時間酸素を取り入れながら行う運動のことを言い、逆に無酸素運動とは、短距離走行や重量挙げなど、瞬発力を必要とし、酸素を利用せずに行う運動のことをいいます。
体脂肪を減らすためには食事制限に有酸素運動を取り入れるのが効果的です。食事制限では必要なエネルギー摂取量をコントロールし、有酸素運動でエネルギーを消費、また体脂肪を燃焼していくことができます。しかし、有酸素運動だけでは筋肉量を増やすことはできません。また運動をやめてしまった時にリバウンドしてしまう事もありえます。引き締まった体を作るためには体脂肪を減らすだけでなく、ある程度の筋肉をつけることも重要です。筋肉量を増やすことで体の代謝も良くなり、1日に消費するエネルギー量を増やすことができるのです。

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